2007.03.27(Tue)

エドワード・ズウィック監督作品『ブラッド・ダイヤモンド』2006年 アメリカ
2007年3月27日 全電通ホールにて鑑賞(試写会)
荒筋:
90年代。内戦渦中のアフリカ、シエラレオネ。南アフリカ人のダニーは、西アフリカのメンデ人ソロモンが、とてつもない価値をもつピンク・ダイヤモンドを隠したことを知る。協力者のアメリカ人ジャーナリスト、マディーとともに、3人は反乱軍が支配する地域にダイヤを求めて入っていく。ダイヤにたどり着くためには、地獄のような行程を突き進まなくてはいけない。極限の状況のなかで行動を共にする彼らに、やがて生じ始める変化。そして、3人が突き当たったダイヤの裏側に広がる果てしない闇…。ダイヤが約束する未来を、最後に手にすることができるのは誰なのか?
ネタバレします(公開は4/7〜)。社会派な映画は久々だったので、とっても疲れました。
アフリカの内戦に関する知識が全く無いせいか、映画の序盤の方は、状況を把握するのが大変でした。
世界に対する諦観、
内戦を利用する人々と内戦によって傷つく人々、
少年兵の問題、
ジャーナリズムの問題、
友情、男女の愛、親子愛、
これらのテーマが全てこの映画一本に詰まっています。尺も長いですが内容もぎゅうぎゅうです。
見方によっては詰め込み杉とも言えるかも知れません。
ハリウッドなのでアクションも凄かった。迫力が凄いので目には楽しいんだけど同時にグロくもあります。題名通りに血出まくりです。
ディカプリオがおっさんになっててびっくりしました。(禁句?)
いつの間にあんなに老けたのだろう、レオ様。
彼を観た最後の記憶は『ギャング・オブ・ニューヨーク』。演技、うまくなったと思います。ラストシーン良かったなぁ。アクションも頑張っていた。
と言いつつわたしはレオ様にそんなに興味が無くてですね、ソロモン役のジャイモン・フンスーの印象がとても強かったです。
ソロモンの愚直さが良い方向に出ていたと思う。とぼけた感じが憎めないし。
いかにもハリウッドらしい派手なアクションや、ジョークも結構あります。けれどこの映画の一味違うところは、それらが映画のメッセージを伝える重要な要素になってるところなんですね。
アクションは一見派手で目には楽しいけれど(実際俳優さん達も頑張ってるのがよーくわかる)、かなり容赦無いので、段々むかむかしてくるんです、内戦の惨状に。ジョークだって、ダニーの心の隙間だとか、ソロモンの愚直さを表すし。普段、アクション映画がなんとなく苦手で、映画に限らず笑いの沸点が高い自分が全く飽きずに観られた理由が、帰宅して落ち着いてみたらなんとなくわかったような。
あと、登場人物の性格描写がとてもしっかりしているなぁと思いましたよ。プロットと脚本がきっちり考えられているのでしょう。
ラストは一応ハッピーエンド…なのか?でもソロモンだけだもんな、微妙か。
ソロモンの息子・ディアは恐らくこれから、トラウマを背負って生きていかなければいけないのが物凄く悲しい。もしかしたら薬物依存になっちゃってるかもしれないし。息子大好きなソロモン、どう向き合っていくんだろう。
映画の最後でも「少年兵は未だに20万人居る」ってテロップが出ます。
『ロード・オブ・ウォー』観た時の後味に似てるかも。
テーマは重いけど、わかりやすいし、必ず登場人物の誰かしらには感情移入出来るように作られています。
おすすめです。
明日はやっとこ、『パフューム』を観に行きます★
>EntryTime at 2007/03/27 11:02<