2007.06.06(Wed)

パク・チャヌク監督作品『オールド・ボーイ』2003年 韓国
(DVD鑑賞)
荒筋:
いったい誰が…、何の為に…。俺は平凡なサラリーマンだった。娘の誕生日にプレゼントを買ったまでいつもの生活だったんだ。降りしきる雨の中、傘で顔を隠した男たちが近づき、気がついたら狭い部屋に監禁されていた。1年、2年、3年、4年、いったいいつまでこのままにしておくんだ!いつかこの部屋から抜け出せた時は、俺は復讐を誓う。まだ見ぬ敵に…。
これでパク・チャヌクの復讐三部作、制覇です。
上映当時は丁度映画鑑賞に嵌まり始めた時期で、本作も観たい一本だったのですが、何故か見逃してしまい、ずっと観たい観たいと思っていました。
きっと既に観た人も多いと思うので、
完全ネタバレ感想。まだ観てない人はご遠慮下さい。15年監禁されちゃうらしいので。笑
……
概ね期待通りでした☆
家で観ていて、ここまで集中して観られた映画は久しぶり!
でも、あのラストは気に入らないな…最後の最後で減点、ですね。
雪景色が出てきた時は、これは『親切なクムジャさん』のラストシーンでの雪と真っ白なケーキと同じ路線か!と思ってわくわくしたんだけど、なんかうやむやにされてしまった感が…
結局デスは解放されなかったって解釈で良いのかな?
あのラストシーンじゃ、決着ついたというには、物足りない。
でも、脚本はとても良かったんじゃないでしょうか。
この話は、デスの復讐では無くウジンの復讐だろうなーとは最初から思っていたのですが(『復讐者に憐れみを』もそんな感じですし)、まさかあんな理由だったとは。理由が判明した時点で、見る目がデス視点からウジン視点に変わりました。二重の苦しみを背負ってしまったんだもの。よくこんな題材、韓国で出来たなぁと思いました。
逆にあまりデスには同情出来ず…ウジンと同じ苦しみを背負ってしまったと知った時、なんだかとても浅ましく見えてしまったんです。そんなにある事無い事べらべら喋っちゃうからあんな目に遭うんだよ!って思ったり思わなかったり。監督の術中に嵌まってるのでしょうか。
またこの映画、演出も中々面白いです。
10分弱で15年の時間の経過を見せるのとか。ナレーションの入れ方がとても効果的。
映像の切り替わり方も非常にセンスを感じる。決して目まぐるしい訳ではないけど、あんな切り方されたら一瞬たりとも気を抜けない。
勿論、役者の力も。
メインキャスト3人が本当にはまり役。チェ・ミンシクのがつがつしてて底が浅い感じとか(褒めてる)、ユ・ジテの神経質な演技とか(15年も時間かけて復讐しちゃうのが納得出来る演技)、カン・ヘジョンの妙な性的魅力(セクシーさとはちょっと違う)且つ不思議ちゃんの雰囲気とか。
他に、ウジンのお姉さん役の人の表情がとても良かった。美人薄命っぽい雰囲気が合ってた。
グロイのは予想してたけど、歯を抜くシーンは痛かった。
相変わらず人に薦め難い。
でも痛さも含めて、底知れぬパワーを感じる作品でした。観て良かった。
>EntryTime at 2007/06/06 18:00<