2005.10.08(Sat)
クシシュトフ・キェシロフシキ監督作品『偶然』1982年 ポーランド
2005年10月8日 ヤクルトホールにて鑑賞
粗筋(チケットより引用)
医大生のウ゛ィテク。母親は彼を産んだ時に亡くなり、彼を育てた父親の希望で医学を学んでいる。
ある日、父の死の知らせを受けたウ゛ィテクは大学を休学し、ワルシャワへ旅立つ決心をする。駅についた時、列車は発車しようとしていた。
その後の一瞬に起こりうる三つの偶然のケースによって、彼はその後の人生を三様に送ることになる。
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鉄道映画祭の招待券が当たって、友達といってきました。
上映前に落語があったんだけど大して面白くなかった上に司会者の人があまり好きではなかったので(コスプレしなくていいし…)、早く映画始めてくれ!と心の中で毒づいてました。
電車に乗る→共産主義活動に疲れて自暴自棄。
電車に乗れずに駅員と乱闘→やっぱり共産主義活動に微妙に噛んで、捕まりそうになり、逃げようとするがポーランド全土でストが起こって無理
電車に乗り遅れる→医者になり、上司の代わりにリビアに行くために乗った飛行機が離陸直後爆発。→エンドロール。
細かいところよく覚えてません…というのも、ホール内の空調が全く効いてなくて今一つ集中出来なかったんです(悔)。
今も頭痛いです。友達も気持ち悪くなったらしいです。途中で出ちゃった人が結構居たんですけど、きっと気分悪くなったんじゃないかな…。
さて、映画の内容について。
複数の未来というモチーフは当時としては斬新だったそうです。
共産主義という基本設定や、火、神、解剖の検体、などの共通の伏線が存在します。
1つのストーリーの中に伏線が存在し、結構複雑な上に、それらが3つの話全てに関わってくる場合もあるのです。
計算ずくで精度も高いと思います。もっと頭がすっきりしてる状態で観たらきっともっと面白かったよ…!
あと当時のポーランドの社会背景について知識があったら、より楽しめたかも。世界史はさっぱりです。
ポーランドは第二次世界大戦で最初に侵略されてしまった国ですよね。だから共産主義を毛嫌いする…と考えていいのでしょうか。こじつけてる?誰か教えて下さい(苦笑)。
今goo映画で調べたら「”連帯”下のポーランドでは…」と書いてあったんですが、そもそも連帯が何なのかわかりません。調べようかなぁ。
飛行機爆発でエンドロールは、かなり衝撃的でした。3つの中で一番安定してて幸せな人生だったのに。
でもあれかな、この主人公は基本的に刺激が無いと駄目な性格なんですよね。医学を志してるくらいだから頭はいいんだろうけど、人格的には結構問題ある人だと思います。短気だし。
安定してる生活は彼には最も合わなかったという意味で、ああいった結末になったのかな、と思います。
他に気がついたことは…
映像がかなりグロいです。冒頭で普通に解剖しててびっくりしました。検体の断面…。あとね、無修正なんだよね。察してください。本当に本番やってんのかと思った。ポーランドで上映禁止されたのは、政治的背景に加えてこういう面も原因なんでしょうか。
基本的に音楽はテーマソング1曲がそれぞれの局面で流れるのみ。曲名わからないけどすっごい頭にこびりついてます。
撮り方とか、絶対的に救いの無い話の展開とか、フランス映画、特にヌーヴェルヴァーグあたりの影響が強いと思いました。大学の授業でちょっと前にやったから気づいたんですけど(映画の授業があるのです)。
その授業のレポートの為に『勝手にしやがれ』を観たんですが、色々似てる気がしました。1話目のヒロインなんて見た目も中身も相当似てるような…。
ここ最近比較的考えずに観られる映画が続いていたので、重かったです。友達と「欝になれるねー」って話してました。
機会があれば知識を仕入れた上でもう1回観てみたいけどビデオ無さそう…。
そしてヤクルトホールは空調を入れて下さい。まだ頭痛いです。明日早起きなのに…!!
>EntryTime at 2005/10/08 23:33<