2006.02.01(Wed)

サム・メンデス監督作品『ジャーヘッド』2005年 アメリカ
2006年2月1日 一ツ橋ホールにて鑑賞(試写会)
祖父も父も“ジャーヘッド”(ポットのように刈り上げた頭=頭が空っぽの海兵隊員)という青年スオフォード。18歳になって迷わず海兵隊に入隊した彼は、新兵訓練という名の虐待に耐えきり、偵察狙撃隊STAの候補に抜擢される。過酷な訓練の末、60名の候補者から絞り込まれた8名に残ったスオフォードは、1発の銃弾に命を賭けるエキスパートへと成長していく。そんな折、CBSニュースがイラクのクウェート侵攻を告げる。出撃の時を前に、アドレナリンを発散させる若き兵士たち。ついにスオフォードの戦争が始まろうとしていた。
まず。
一ツ橋ホールでの試写会って、必ずマナーの悪い人に遭遇する。
今日は静かなラストシーンで、耳元で袋のガサゴソ音…。
げんなり…
空気読め!
さて気を取り直して、映画の感想。
砂漠に着いてからちょっとだれてしまったかな。うっかり就活の事とか考えてしまった。
いっこうに「戦争」が始まらないのはわかるんだけど、てかそういう映画なんだろうけど、あれじゃ観客もだれちゃう。飽きました。不要なシーン絶対あったと思います。
実際に戦争が始まると結構さくさくっと進みます。
そしてあの結末。
主人公のような結末を迎える人は、ベトナム戦争でも居たそうですね(背景は違うだろうが)。
主人公の場合一人も殺せなかった事で今まで人生の無意味さを悟ってしまったのだろう。
軍隊は普通の生活と比べると様々な矛盾を抱えたコミュニティなのだという事がよくわかりました。
そしてそれはアメリカという国自体の矛盾でもあるのでしょう。
『ロード・オブ・ウォー』の時にも考えたのだけど、こういう映画を観て、本国の人はどう思うのだろう。
アメリカ批判とか、戦争反対とか、自分の様な人間が口にするのはとても軽く、安易な事だ。生まれて21年間、戦争に関わってた時間なんて、ただの1秒も無いのだから。
この映画で良かったと思ったのは、選曲。EDが凄くかっこよかった!サントラ欲しいです。T-REXとかかかってたし。
逆にちょっと引いたのは下品な表現。
排泄物(あまりにアレなので反転してます)、そこまで必要だったか?!
自分、SAWとかパク・チャヌクとかのスプラッタ系は全然平気なのですが、これは無理。
あと。エンドロールが始まって暫くは席を立たない方がいいですよ。
まとめ。
「戦争できない事への失望」というテーマは新しい切り口だけれど、『華氏911』とややかぶる。
全体的な出来は悪くないけど、『ロード・オブ・ウォー』の方が映画として洗練されてるなぁと思いました。
(『ロード・オブ・ウォー』のレビューは
こちらから)
>EntryTime at 2006/02/01 22:10<